大会

第2回やもしぃ杯 考察

先日行われた第2回やもしぃ杯、今まで私が運営した中では最も参加者が多く、大規模な大会となりました。
参加してくださった方々には今一度お礼を申し上げます。ありがとうございました。

さて、参加者52人のデッキリストを元に、2015年春の新環境を考察してみます。
まずは上位入賞者です。詳しくは第2回やもしぃ杯結果をご覧ください。

1位 緑単ビート
2位 緑単ビート
3位 白刃鬼
4位 デアリ弾丸モルト


優勝、準優勝共に緑単ハイビートが入賞しました。
さらにベスト8を見てみましょう。

緑単
緑単
緑単
白刃鬼
白刃鬼
墓地ソース
デアリモルト
赤緑モルトNEXT



なんと緑単が3人も入賞しています。
新弾の目玉フィニッシャーであるモルトNEXTを使用したデッキも入賞していますね。

ここで、全体のデッキ分布を見てみましょう。デッキ分布

緑単、中速グレンモルト、次にモルトNEXT、超次元コントロール、刃鬼、イメンブーゴ、墓地の順となっています。

■緑単についての考察

デッキ分布の中でも緑単は人によってリストがほとんど変わらないのに、弾丸モルト、墓地モルト、シータランランデスモルト等々を合わせた総数と同じ数になりました。
(人によってはマリニャンが入っていたり、カンクロウブラスター入りのリストも見受けられましたが、基本パーツはほぼ同じでした。)
新弾でベルザエレメンタルという新たな3t目アタッカー兼サソリスSA要因が加わり、大幅強化されました。今回の緑単の中ほぼ全てのリストにベルザエレメンタルが採用されていました。
安定して自分の動きができる上、サソリスからのパンチ力の強さがあるため目をつけたプレイヤーが多かったということでしょうか。
前環境の最速デッキである黒緑速攻は、緑単に桜吹雪1枚で完封されてしまうためか使用者は一人に留まりました。

また単色ならではの強STである《古龍遺跡エウル=ブッカ》が入ることも大きな利点となります。
今回の大会では、重要な場面でこのカードが勝負の決め手となることが多く見られました。

準決勝、黒木氏さん対腐れバカ眼鏡さんの最終局面
kimete.jpg
http://dmvault.ath.cx/vs3487389.html
従来のビートでは突破不可能なダイハード素出しの盤面をエウルブッカで返しそのまま2点ぶつけてフィニッシュまで行くことができました。

もう一方の準決勝、タイガさん対夜桜さんの試合でもSTエウルブッカでモルト側の過剰打点を裁き、フィニッシュ手段を潰しながらSAを投げてフィニッシュにつなげています。

安定性、速度、高いパワーライン、ST除去の4拍子が揃っている緑単ビート。単色で構築する必要があり、構築の幅の狭さが難点ですがこれからの環境に居座り続けるのでしょうか。
ニュースタンダードとなるデッキタイプの1つでしょう。


■刃鬼についての考察

守備の要であったホワイトグリーンホールが1枚になってしまい、大きな痛手を受けました。それでも今回の4人の使用者のうち二人が白入り。その二人ともがベスト8以上の戦績を残しています。

リストにエターナルトラップが入っているのが前環境と違う点でしょうか。言わずもがなの単色メタで、ホワグリが無くなり薄くなった守備を補い、サイクリカで使いまわすことで今まで辛かった赤単色系統のデッキやガラムタをも封殺できてしまう札です。
上の黒木氏さんのログでも吸い込むで手札に加えていますが、白マナが入らない事故で打てずに終わっています。


また、ホワグリの穴を埋める枠としてブルーホワイトホールやエメラルーダを採用している点も特徴的です。
環境初期で従来のリペアとなっている印象ですが、最強のフィニッシャーである刃鬼は構築の幅を生かしてこれからどう環境に参入していくのでしょうか。


■モルトNEXT系

これも今回初めて使用できるカードである上にかなりの使用者がいたデッキタイプです。これは従来のモルト王に取って代わるデッキタイプと言えます。赤緑モルト王をベースにしてより安定性が増しました。
冴草さんの予選5回戦全勝卓の試合のように、緑単の速度に追いつけず、今一歩勝ちきれなかった印象を受けます。

毎弾のように強化され続ける赤単色ですが、火の子祭のシナジーと合わせて今後期待できるデッキタイプです。

■その他のデッキ

・イメンブーゴを主軸としたデッキは、先日のおやつCSで多く見られましたが、今回は数を減らしました。強力なデッキタイプですが、受けの弱さやパワーラインの低さがウィークポイントであることが共通認識となった今、あえて握るプレイヤーが減ったのでしょうか。
・超次元系統は、黒単、ドロマー、青黒、アナカラー、白黒イエスを含みました。いずれも勝ちきれておらず、多種多様なデッキタイプの猛攻を惜しくも受け切れなかった結果が見て取れます。


■環境の速さ

速さ集計
主観でデッキを3つに分類してみました。こうしてグラフに起こすと、ビートとコントロールの比率はおおよそ半々というのが見えてきます。(コントロールにはモルトNEXTも含んでいます。)


■おまけ。緑の採用率

midoriritu.jpg

およそ3/4のデッキに緑が採用されています。テンポアドバンテージが重要な要素になっています。


■終わりに

一通り、感じたことを書き起こしてみました。前回のやもしぃ杯は去年の夏。結果を見比べてみると徐々に環境は変化していると痛感します。

今回ご参加くださった皆様に重ねてお礼申し上げます。また、グレさんをはじめとする入賞者の方々は改めておめでとうございます。

では、今月末の岡山CSでお会いしましょう。

やも
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